2009年10月26日~29日にブラジルのサンパウロで,第42回ABTCP(ブラジル紙パルプ技術協会)年次大会・展示会がPI(フィンランド紙パルプ技術協会)との共催で行われた。2006年の年次大会以来,2度目の参加である。
ABTCPの積極的な海外活動とブラジル紙パ産業の成長を反映して,結構,海外(欧米)からの参加者も多いが,さすがに経済危機の影響を受けた今年は,例年に比べて半減している。
特別セッションで世界各地域を代表した5件の発表が行われ,環境,パルプ,自動化,紙,回収・設備,エンジニアリングの6分野で65件の一般講演が行われた。特筆は,併設される展示会の巨大さであるが,2006年に比べるとこれも半分に近い5,600m
2という広さに減少し,165社の展示が行われた。
大会終了後には,フィブラ社のジャカレイ工場とその苗畑や植林地を見学した。また,サトウキビからのバイオエタノールの生産工場も見学した。
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