本稿では,アンドリッツの主に新聞雑誌古紙DIPの省エネルギー事例についての説明とそれに用いられた省エネルギー技術について説明する。最初にロセスによる省エネルギーの例として繊維分級を行い部分ディスパージョンを実施したスイスのペルレンパピエの紹介する。これにより長繊維のみの分散操作により大きなエネルギーの削減が可能になった。次に機器の省エネルギーとしてパルパー,クリーナー,スクリーン及びディスパーザーに関する省エネルギー技術を紹介する。また,DIPプロセスからのエネルギーの回収技術としてDIPスラッジの乾燥固形燃料化システムについて説明する。