紙パ技協誌
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抄繊糸の研究 (第33報)
糸の引張り強力に関する考察
山田 都一
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1967 年 21 巻 2 号 p. 92-97

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抄録
抄繊糸が引張られて破断するときには, 糸中のある繊維は切れ, 残りの繊維は滑脱する。
切断した繊維の寄与した強力はηP, 滑脱した繊維の寄与した強力は (1-η) PRとなるから, 糸の引張り強力P
P=P0/1+6R0 cot2 β0/t{1-1.43 cot2 β0ω0/R0 sin β0(1+6R0 cot2 β0/t)}
(1)
PR=P0{(1+μl' cot2 β0/R0)+0.25κtμl' cot2 β0/R0ω0}
(2)
PP+(1-η)PR(3)
ここに, P0 : 切玉の引張り強力
P : 糸中の全繊維が切断して糸が切れたときの引張り強力
PR : が糸中の全繊維が滑り抜けて糸が切れたときの引張り強力
β0 : テープの前縁線が形成するつる巻バネのピッチ角
R0 : 抄繊糸の撚り始めの半径
ω0 : 切玉テープの幅
t : 切玉テープの厚さ
μ : 繊維のエレメントの摩擦係数
l' : 繊維のエレメントの平均長さ
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