1971 年 25 巻 1 号 p. 25-32
TP法の理論について考察し,TP法のパターンについて次のように提案した。
(1)TP法の光学的なコントラストは,接着テープと紙面の接触面の光が1回正反射するのに反し,非接触部への光は2回正反射するために発生する(これを2重正反射理論と称した。)
(2)光学的なコントラストC1は,次式で表わすことができる。
C1=1/1-G(x,n)
G(x, n)は,入射角x,接着テープの屈折率nにおけるテープ面での正反射率を示し,次式で表わすことができる。
G(x, n)=1/2{tan2(ψ-x)/tan2(ψ+x)+sin2(ψ-x)/sin2(ψ+x)}
ψは,nおよびxによって規制される,すなわち
n=sin x/sinψ