紙パ技協誌
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新しいスクリーンで更なる省エネルギーに挑戦
スクリーン (I, II, III), GFD グランフロー, キャニスタースクリーン
藤田 和巳
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2003 年 57 巻 4 号 p. 474-480,021

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抄録

国際的な環境保護運動の高まりにつれ, 板紙用原料処理, 洋紙用脱墨の両部門において, ここ数年の間に大幅な省エネルギーが進められてきた。そして今日, CO2削減対策の推進に関する国際的取り決め, グローバルな価格競争に対処するためのコスト低減, 等々の目的から更なる省エネルギーの推進が強く求められている。これら古紙処理の分野ではその消費動力の大きな部分をスクリーン工程が占めることは衆目の一致するところである。
板紙用古紙処理では3-3.5kW/Ton, 脱墨プラントでは4-6kW/Ton程度の動力がスクリーン工程で消費されてきたと推定される。本稿ではスクリーン工程を簡素化し, より一層の省エネルギーを達成するために開発が進められている幾つかの新しいスクリーンとそのシステムについて報告する。

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