Journal of Traditional Medicines
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Antidiabetic activity of Fuscoporia oblique in KK-Ay mice
Toshihiro MIURAMika TSUCHIYAYasushi ITOHHidefumi OKAMOTOMasahide NOJIIkukatsu SUZUKI
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2004 年 21 巻 1 号 p. 39-41

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抄録
Fuscoporia oblique(FO) の抗糖尿病作用を遺伝的 2 型糖尿病モデル動物である KK-Ay マウスで検討した。 FO (100 mg/kg) はフルクトースおよびマルトース負荷後の血糖値を低下させた。 また, FO は KK-Ay マウスの血糖値を投与後 4 時間に低下させた。 FO の連続投与は投与後 6 週間において血糖値の低下が見られ, 血漿インスリン値を低下させた。 しかし, 正常マウスには影響を及ぼさなかった。 FO 連続投与後のインスリン負荷試験において, FO はインスリン負荷後の血糖値を有意に低下させた。 以上のことから FO の血糖低下機序としてインスリン抵抗性を緩和することにより, インスリン値を低下させ血糖値を下げるものと考えられた。
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© 2004 Medical and Pharmaceutical Society for WAKAN-YAKU
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