産業医科大学麻酔学教室
九州大学医学部麻酔学教室
1979 年 1 巻 3 号 p. 365-368
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25才。外傷性眼球破裂の男子症例で術中発生した房室解離に対しキシリトールを点滴投与したところ, 著明な抗不整脈作用が認められた。キシリトールは生体内でglucuronate-xylulose pathwayの中間代謝物として知られており, おそらく糖代謝の改善効果により抗不整脈作用が認められたものと考えられた。今後, 抗不整脈薬の1つとしてキシリトールの検討を加えてゆきたい。
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