Journal of UOEH
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乳腺疾患の超音波診断 ―グレイスケール手動接触走査法について―
小林 利次林 実
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1980 年 2 巻 4 号 p. 469-479

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抄録
乳腺疾患の超音波診断は非観血的, 無苦痛的, かつレ線被曝の懸念のない検査法であり診断率も85-90%と良好であるためその臨床的価値が高く評価されている. 水浸法がその検査法の主体であるが, 今回, グレイスケール画像による手動接触走査法が診断情報の取得に有用であるか否かを検討した. エコー情報の描出性を水浸法による情報と対比した結果, 手動接触走査法による画質も臨床診断に十分使用し得るという結論を得たので, 各種走査法により得たエコーグラスと対比, 提示し, その有用性を強調した.
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© 1980 産業医科大学
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