Journal of UOEH
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生物学的モニタリング実施結果の経年変化について
川本 俊弘大原 昭男
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1998 年 20 巻 3 号 p. 245-258

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抄録
平成元年に鉛中毒予防規則および有機溶剤中毒予防規則が改正され, 鉛および8種の有機溶剤を取り扱う作業者に対して生物学的モニタリングを行うこととなった. 今回は, 平成3年4月1日から平成8年3月までの5年間に労働衛生検査機関7社で分析した検体の分布区分の報告結果について検討を行った. その結果, 全体的にはあまり大きな変化はなかったが, 一部の物質については分布2や3が減少傾向にあった. 生物学的モニタリングの結果を作業環境管理, 作業管理, 健康管理に役立てることが重要である.
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© 1998 産業医科大学
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