2008 年 30 巻 4 号 p. 455-460
近年Evidence based medicineの実践が社会からより求められる. その対策の一つとしてインターネットがあげられる, 本研究ではインターネットを利用した健康相談の有効性について前向きにアンケート調査を実施した. インターネット群, 非インターネット群において質問3. 実施した健康相談が健康管理をするうえでどのくらい役立ちますか. 4. 今後, 同様のような健康相談を希望しますか. に対する回答間に統計学的有意差を認めなかった. 現時点では産業保健の現場にて積極的にインターネットを利用した健康相談が従業員の立場から有効であるとは言いがたい.