Journal of UOEH
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労働者の生活習慣が生体内酸化ストレスに及ぼす影響
渡邉 晋太郎李 云善川崎 祐也河井 一明
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2019 年 41 巻 4 号 p. 431-436

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抄録

近年,様々な疾病の発症要因の1つとして,生体成分の酸化的損傷の関与が知られるようになった.本研究では労働者の生活習慣に加えて,疲労の蓄積が,生体内酸化ストレスマーカーである尿中8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)に与える影響について調査した.その結果,尿中8-OHdG値のアルコール摂取による上昇,間食摂取ならびに調査日前日の睡眠時間確保による低下を明らかにした.また,同一集団で1-2カ月後に再調査したところ,尿中8-OHdG値の低下が観察された.同時に行った生活習慣等に関するアンケート調査の中で,再調査時に変化が見られた項目は,直近1ヵ月勤務負荷の低下であった.疾病予防に向けた生活習慣の改善において,尿中8-OHdGの活用が今後期待される.

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© 2019 産業医科大学
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