住宅総合研究財団研究論文集
Online ISSN : 2423-9887
Print ISSN : 1880-2702
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京町家居住者にたいする居住支援に関する研究
居住不安に関する研究
河邊 聰平家 直美林 茂吉田 光一木村 忠紀堀 榮二遠藤 康雄志村 公夫冨家 裕久内藤 郁子野村 正樹畑 正一郎大森 靖子
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2008 年 34 巻 p. 433-443

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抄録

京都の都心部には,平成12年の調査で3万戸の伝統町家があることが分かっていた。その後年々数は減少しているといわれる。町家では日々の生活が営まれ,その上で都市的・文化的価値の高さが語られる。(財)京都市景観・まちづくりセンターは,京町家居住者からの様々な相談に応じる町家相談会「京町家なんでも相談」を平成13年度に立ち上げた。本稿は,この相談会に寄せられた町家居住者からの相談内容をヒアリング形式で間接的に学習し,それを参考資料とした。資料から居住にかかわる不満・不安を抽出・分析し,問題点の把握と理解をした上で,今後居住不安解消の具体案を策定し,居住者への居住支援方策を提示したいと考える。このことから京町家の保全・継承の環境づくりに寄与したいと考えるものである。

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© 2008 一般財団法人 住総研
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