獣医麻酔外科学雑誌
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短報
犬の肘部皮膚欠損に対する筋皮弁の適用
小守 忍
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キーワード: 広背筋, 筋皮弁, 皮膚欠損
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2005 年 36 巻 2 号 p. 43-47

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抄録
10歳齢雄の柴犬が肘頭部に生じた大きな腫瘤を主訴に来院した。飼い主が断脚に同意しなかったため、腫瘍を切除し、直後に常電圧X線治療装置を用いて10 GyのX線照射を行った。切除後に生じた皮膚欠損部は、広背筋を用いた筋皮弁を作成し、島状皮弁として閉鎖した。皮弁は部分的に糜爛、脱落したが生着し、皮膚欠損部も上皮化した。摘出した腫瘤は、病理組織学検査で軟部組織肉腫と診断されたが、血管周皮腫の可能性が高いと考えられた。手術後10ヵ月経過した時点では再発は認められていない。
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© 2005 獣医麻酔外科学会
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