獣医麻酔外科学雑誌
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短報
左胃静脈および左結腸静脈を介して離れた部位に2本の短絡血管が認められた先天性肝外門脈体循環短絡症の犬の1治験例
松本 英樹小出 和欣掛端 健士兵頭 武史花田 憲正稲船 清英辻 陽子土田 靖彦伊藤 浩太伊藤 博章伊藤 正勝星野 佐登志磯村 洋
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2005 年 36 巻 2 号 p. 37-41

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抄録
排尿困難を主訴に来院した1歳、雄のミニチュア・シュナウザーにおいて、門脈体循環短絡症を疑い、門脈圧測定および門脈造影を実施した。門脈造影により、左胃静脈および左結腸静脈を介して後大静脈へ短絡する2本の血管が認められた。2本の短絡血管は約10椎体分、離れて位置した。最終的な門脈圧は14 mmHgで、手術により2本の短絡血管の完全結紮は可能であった。本例は、稀なタイプの先天性肝外門脈体循環短絡症である。
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© 2005 獣医麻酔外科学会
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