日本獣医がん学会雑誌
Online ISSN : 1884-3352
Print ISSN : 1884-3344
ISSN-L : 1884-3344
原著
犬の鼻腔腫瘍疾患と非腫瘍疾患の鑑別におけるCT画像の有用性について
圓尾 拓也福山 泰広信田 卓男財家 あすみ石川 剛司杉山 大樹武田 晴央金久保 佳代斑目 広郎茅沼 秀樹菅沼 常徳
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2010 年 1 巻 2 号 p. 26-32

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抄録
鼻腔症状を呈し、CTを撮影した78頭について腫瘍疾患と非腫瘍疾患での臨床所見とCT 所見を比較した。年齢は腫瘍疾患で高齢であり、ミニチュア・ダックスフントに非腫瘍性疾患を多く認めた。CTでは、腫瘍群に有意に多い所見として、骨溶解(鼻中隔、硬口蓋、篩骨)と周囲浸潤(鼻咽頭、眼窩、皮下組織)があった。鼻腔のCT 値の比較では、中央値(標準偏差)が、腫瘍疾患が50.8HU(9.3HU)、非腫瘍疾患が38.0HU(24.1HU)と非腫瘍疾患で有意に低く、ばらつきが多い結果となった。
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© 2010 日本獣医がん学会
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