獣医疫学雑誌
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「食品衛生の規格, ガイドライン, 関連文書の作成にあたっての微生物学的リスクアセスメントの活用に関する原則とガイドライン」に関するFAO/WHO合同専門家会議報告
豊福 肇春日 文子
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2003 年 7 巻 1 号 p. 33-44

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抄録
2002年2月18-22日, ドイツのキールにおいて, 標題の原則とガイドラインについて討議するための, FAOとWHOによる専門家会議が開かれた。19ヶ国から25人の専門家が集まり, 微生物危害に関するリスクマネージメントの枠組みにおいて, 微生物学的リスクアセスメント (以下MRA) をどのように導入していくか, リスクアセスメントの結果をどのように活用していくか, について議論が行われ, 原則及びガイドライン草案が作成された。日本からは, 東京大学の熊谷進教授が専門家として参加されたほか, WHOの豊福が事務局として参加した。
草案を含む, 本専門家会議の最終報告書が, 2002年末完成した。これは, FAO (http: //www.fao.org/es/ESN/food/risk_mra_jemra_en.stm) 及びWHO (http: //www.who.int/fsf/Micro/index.htm) のホームページからダウンロードすることができる。本稿は, 熊谷教授の了解を得て, この最終報告書の概要を, 豊福, 春日が翻訳したものである。
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