日本獣医師会雑誌
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産業動物臨床・家畜衛生関連部門
Loop-mediated isothermal amplification法を用いた馬鼻肺炎による流産の診断法の検討
小山 毅羽生 英樹山口 雅紀加藤 昌克根本 学
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2011 年 64 巻 12 号 p. 950-953

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抄録
馬鼻肺炎による流産の診断法として,Loop-mediated isothermal amplification(LAMP)法の応用を検討した.流産胎子58症例の肺と胸腺115検体を供試検体とし,現行診断法の補体結合反応法(CF法)とLAMP法による成績を比較検討した.馬鼻肺炎と診断した24症例から採材した肺と胸腺48検体は,CF法では41検体が陽性,LAMP法では全検体陽性であった.馬鼻肺炎を否定した64検体は,CF法では全検体陰性だったが,LAMP法では62検体が陰性,2検体が陽性であった.不一致の2検体はPCR検査結果から馬鼻肺炎であったことが示唆され,LAMP法の感度,特異性はCF法と同程度かそれ以上と考えられた.また,抗補体反応によりCF法では判定不能だった3検体も,LAMP法では判定可能であった.以上より,LAMP法は馬鼻肺炎による流産の診断法として有用であると考えられる.
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