原発性上皮小体機能亢進症(PHP)に罹患したウェルシュ・コーギー・ペンブロークにおいて血中1α,25-dihydroxyvitaminD[1,25(OH)
2D]値を測定した.血中1,25(OH)
2D 値はPHP犬で242±55pg/m
l(平均±標準偏差,7回測定),健常犬(n=8)では98±30pg/m
lであった.PHP犬では,上皮小体腫瘤の切除後に1,25(OH)
2D値の低下がみられた.これらの成績より,血中1,25(OH)
2D値の上昇が犬のPHP診断に有用である可能性が示唆された.
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