抄録
脛骨内反症と診断されたダックスフンド(PV群)23頭と,脛骨内反症でないと診断されたダックスフンド(正常群)38頭の計61頭の脛骨のX線画像をもとに,脛骨の形態解析と比較を行った.形態解析にはmechanical angle を使用した.その結果,mechanical medial distal tibial angle(mMDTA)とmechanical cranial distal tibial angle(mCrDTA)において2群で有意差が認められ,PV群では正常群に対して有意に遠位脛骨が内反及び前屈していた.またPV群と正常群で計測結果の散布図を作成するとPV群と正常群はmMDTA86°で2群に分かれ,mMDTAはPV群と正常群とを分ける客観的な数値として利用可能であると考えられた.