日本獣医師会雑誌
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獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
牛白血病ウイルス感染牛におけるリンパ系腫瘍の組織学的検討
萩原 晶代斉藤 守弘石川 義春門田 耕一
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2014 年 67 巻 3 号 p. 199-203

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抄録
59頭の牛白血病ウイルス(BLV)感染牛においてリンパ系腫瘍を認め,病理組織学的,免疫組織化学的に調べた.56例はCD20とCD79aが陽性の多形型B細胞性リンパ腫で,細胞学的には多形性と異型性を特徴としていた.そのうちCD5の免疫染色が可能な54例では,すべての症例が陽性を示した.1例では胎子の皮下組織にも多形型のリンパ腫を認め,母牛のリンパ腫からの転移によるものと考えられた.残りの3例は前駆Bリンパ芽球性白血病,リンパ形質細胞様リンパ腫,γδT細胞性リンパ腫と診断され,多形型リンパ腫とは細胞形態と免疫表現型が異なっていた.このような組織型は主にBLV陰性牛でみられ,ウイルスとは関係のない可能性が高い.本研究の結果より,牛のリンパ系腫瘍は組織学的,免疫組織化学的に明確な疾病単位に分類できることが示された.
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© 2014 公益社団法人 日本獣医師会
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