日本獣医師会雑誌
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小動物臨床関連部門
表面抗原解析による遺伝子診断が有用であった組織球性肉腫の犬8例
山﨑 裕毅高木 哲細谷 謙次星野 有希奥村 正裕
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2014 年 67 巻 4 号 p. 263-268

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抄録
犬組織球性肉腫(HS)の表面抗原解析に基づいた遺伝子診断法を用いて臨床的にHSが疑われた犬12症例に対し,その実用性を検討した.これらの12症例からコア生検で検体を採材し,定量的リアルタイムPCRを用いて犬HSの特異的表面抗原であるMHCクラスIIα,CD11b,CD11cとCD86のmRNA相対発現量を解析し,これらを犬HSの診断基準値に適用して,その検出を試みた.最終的に,これらの12例を病理組織学的に診断し,本診断結果と比較した.その結果,12例中8例において,各表面抗原がいずれも高発現し,本診断基準値を満たしたため,犬HSと判断し,残りの4例は本腫瘍から除外された.最終的な病理診断により,これらの8例はいずれも犬HSと確定された.本法は病理診断結果を補助し,コア生検からでも犬HSを客観的かつ迅速に診断できる可能性が示唆され,早期診断と予後の改善が期待された.
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© 2014 公益社団法人 日本獣医師会
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