日本獣医師会雑誌
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小動物臨床関連部門
膀胱内圧を基準とした逆行性膀胱尿道CT造影法の検討
茅沼 秀樹金井 詠一稲葉 真弓鈴木 智与
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2018 年 71 巻 9 号 p. 503-509

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抄録

逆行性尿路造影法は,造影剤投与量が過剰になると医原性膀胱破裂が生じ,不足すると評価不能となる.個体ごとの要因に起因して実際の造影剤投与量が著しく異なるものの,投与量の基準は体重でしか設定されていない.今回われわれは,膀胱内圧を基準とした造影剤投与量で,膀胱から尿道までの下部尿路全体の評価ができ,膀胱破裂のリスクもきわめて低減できる逆行性尿路造影CT検査法を考案し,正常犬で検討を行った.その結果,膀胱内圧が雄では15 mmHg,雌では20 mmHgとなる量で造影剤を投与すると,適切な膀胱尿道造影が可能であることが示唆された.

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