日本獣医師会雑誌
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集団発生した緑膿菌性乳房炎について
与斉 篤小島 克弘渡辺 定行飯倉 只之宮本 善夫石川 幸男大月 義則鈴木 昇
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1985 年 38 巻 2 号 p. 117-121

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抄録

1976年12月に同一牛舎で難治の乳房炎が続発し, 多数の乳牛の乳汁から緑膿菌が検出された. 分離した緑膿菌の血清型はII群B型およびIII群G型であった. さらに, 屠殺した1頭の牛の乳房炎罹患分房の肉芽様組織および乳房炎陰性の分房組織から緑膿菌が検出され, その血清型は乳汁と同型であった.

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