抄録
牛血清中のβ-カロチン値を高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を用いて測定する方法を検討した. NARP-カラムのZorbax- (R) ODSを用いた場合, メタノール/クロロホルム (85/15) 溶液を移動相とするのが信頼できるルーチンの測定法であると考えられた.
この方法を用いて, 粗飼料が多給されている8頭の乳牛で血清中β-カロチンの濃度を年間をつうじて調べたところ, 冬期には350μg/dl前後と低く, 夏期では600μg/dl前後の高値を示した. この変動は給与された青草の量に大きく依存しているものと判断された.