1993 年 46 巻 12 号 p. 1014-1017
岩手県内で飼養されていた農用重種馬の寄生蠕虫を糞便検査および糞便培養により調査した. 糞便検査で円虫卵および馬回虫卵が検出され, 検出率はそれぞれ99.2%, 20.3%であった. 糞便培養で検出された感染子虫の検出率は, 普通円虫19.1%, 無菌円虫47.0%, 馬円虫7.0%, Cyathostominae亜科98.3%, Gyalocephalus属13.9%, Poteriostomum属19.1%およびTriodontophorus属29.6%であった.