抄録
熊本県および大分県内の6養豚場における2週齢豚26頭, 4週齢豚29頭および8~12週齢豚48頭, 計103頭について鼻粘膜から Bordetella bronchseptica (Bb) および Paseurella multocida (Pm) の分離を試みBb凝集抗体価を測定した. Bbは103頭中26頭から分離され, 菌分離陽性例の凝集抗体価は1: 160以下であった. Pmは103頭中55頭から分離され, 菌分離陽性例のBb凝集抗体価は1: 20未満から1: 1, 280であった. 経時的にみると, Bb分離以前にPmが分離される豚群が認められ, Bbの先行感染がなくPmの鼻粘膜定着がおこる例のあることが示唆された.