日本獣医師会雑誌
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豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス感染と豚異常産の持続
伊藤 尚志吉澤 重克村上 覚史工藤 博史諸橋 兼治榛葉 雅和広瀬 修
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キーワード: , 防除, PRRS, 異常産
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1996 年 49 巻 5 号 p. 312-315

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抄録

1993年4月~12月に, 千葉県内1養豚場でPRRSが原因と考えられる流死産・虚弱子豚等の異常産が発生し, 新生子豚および離乳子豚からPRRSウイルスが分離された. この農場では1988年から異常産および肺炎症状を示す疾病が発生しており, 保存血清についてはPRRSウイルスに対する抗体が1989年から常時陽性であった. 防除対策として, 抗体陰性候補豚を在来豚と同一豚舎で馴致飼養して種付したところ, 異常産の発生はなくなった.

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