日本獣医師会雑誌
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雌猫における酢酸クロルマジノン・インプラント剤の発情抑制効果
根本 瑞穂森好 政晴津田 ゆかり中田 健中尾 敏彦河田 啓一郎
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1996 年 49 巻 6 号 p. 381-384

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抄録

シリコン樹脂に包埋した酢酸クロルマジノン (CMA) 1本 (CMA 20mg含有) を雑種雌成猫19頭の皮下に埋没投与し, 12ヵ月間にわたり発情抑制効果および一般臨床経過を観察するとともに, 摘出後の発情回帰状況について調査した.供試猫全例において, 投与期間中発情が抑制され, 一般臨床経過所見に異常は認められなかった.本剤摘出後の発情回帰について観察した9例中8例では, 摘出後平均29.4±7.0日で発情が観察された.

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