(財) 動物臨床医学研究所
東京農工大学農学部
1996 年 49 巻 6 号 p. 394-397
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2歳8ヵ月齢の雑種猫が元気消失, 運動不耐性を主訴に来院した. 心尖拍動の位置は右で, 右肋軟骨結合部を最強点とするLevine IV/VIの収縮期性逆流性雑音を聴取した.各種検査により, 左房の著しい拡張および僧帽弁逆流を確認した.強心剤, 血管拡張剤および利尿剤にて治療したが, 第77病日に, 心不全および腎不全のため死亡した. 剖検にて僧帽弁形成不全症と確定診断された.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
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