(財) 動物臨床医学研究所
横浜市立大学医学部
(財) 動物臨床医学研究所 東京農工大学農学部
1996 年 49 巻 6 号 p. 390-393
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心室中隔欠損症と診断されたマルチーズ犬 (雌, 8ヵ月齢, 1.5kg) に人工心肺使用により根治術を施したところ, 再灌流後しばらくして, 左心室に広範囲の心筋変色巣を認めた.本例に対し, 大動脈遮断解除後に心マッサージを行い, カウンターショックを使用して自己心拍動が得られたが, 十分な血圧が維持できず, カテコールアミンおよびβ刺激剤の点滴投与, 補助循環の継続に反応しなかった. 病理組織学的に冠状動脈周囲の虚血性壊死がみられた.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
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