日本獣医師会雑誌
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犬の絞扼瘢痕組織による食道狭窄の1例
藤木 誠三角 一浩坂本 紘出口 栄三郎宮下 幸隆
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キーワード: , 食道狭窄, 食道筋切開術
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1997 年 50 巻 11 号 p. 653-656

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抄録

7歳齢の雑種雄犬に採食直後の嘔吐が認められ, X線と内視鏡所見から, 胸部食道外膜あるいは筋層の瘢痕収縮による食道狭窄症と診断された, 狭窄部位を取り巻く索状瘢痕組織および血管輪の切除と併せて食道筋切開術を行い, 狭窄部位を開大したところ, 固形物の採食が可能となり, 術後82日において再発は認められなかった.

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