NOSAI二戸家畜診療所
麻布大学獣医学部
1998 年 51 巻 12 号 p. 722-725
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
乳房の著しい腫脹, 硬結を示し, 乳汁中に多量の凝固物を排出し, Prototheca zopfiiが分離された牛乳房炎3例をカナマイシン早期投与により治療したところ, 2例が治癒した.治癒しなかった1例の血清は, P.zopfii標準株培養濾液抗原との間に明瞭なゲル内沈降反応を示し, 乳腺組織には多数のP.zopfiiのリンパ球・形質細胞浸潤を主とする慢性乳房炎像を認めた. 治癒した2例の血清はゲル内沈降反応陰性であった.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら