抄録
27養豚場から採取した豚ふん便2, 511検体のうち, 10養豚場 (37.0%) の58検体 (2.3%) からサルモネラが検出された. 1検体からの検出菌の血清型は1種であったので, 1検体1菌株として集計した結果, 58菌株の血清型は12種類であった. それらの血清型の内訳と検出率は, S. Derby13菌株 (22.4%), S. Typhimurium12菌株 (20.7%), S.I nfantis11菌株 (19.0%), S. London8菌株 (13.8%) およびS. Agona7菌株 (12.1%) であり, 他の7種血清型はいずれも1菌株 (1.7%) であった. 10養豚場のサルモネラの検出率は最高26.0%(26頭) から最低12.2%(1頭) と広範囲に分布していた. さらに, 8養豚場ではいずれも検出された血清型菌は1種類であったが, 4種類および3種類の血清型菌が検出された養豚場がそれぞれ1養豚場あった.