日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス細胞馴化株接種雛の糞および臓器からのウイルス回収
高瀬 公三野中 富士男福田 輝俊山田 進二
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1982 年 44 巻 2 号 p. 207-211

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抄録
伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスの培養細胞馴化株(FK-78株)をSPF雛に接種し, 糞および主要臓器からのウイルス回収を試みた. ウイルスは糞, 盲腸内, 小腸内, 肝臓, 脾臓, 腎臓, 肺臓, 胸腺およびファブリキウス嚢から回収された. ウイルス量はファブリキウス嚢で最も多く, 盲腸内お上び糞がこれにつづいた. また各臓器におけるウイルス量は接種後4~5日目にピークに達した. 糞から回収されるウイルス量は, ウイルスの接種ルートにより異なり, 経口あるいは点鼻接種雛では比較的多量に回収され, 点眼接種雛では減少し, 筋肉内接種雛ではきわめて少なかった. ウイルスを2あるいは21日齢に経口接種した雛の糞からは, 接種後1~2日目より10日目まで回収されたが, 接種日齢が56あるいけ105日齢と高くなると, ウイルスの回収時期は遅れ, 接種後4~5日目から回収され始め, しかも回収期間も短くなる傾向にあった.
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