日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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ラットにおける星膠細胞腫の1例
相内 聖峰内海 文枝小林 賢一黒崎 映子佐久間 貞重
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1984 年 46 巻 2 号 p. 233-237

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抄録
24力月齢の雄Wistarラット1例に脳腫瘍がみられた。剖検では灰白色巣が右側被殻, 尾状核, 視床および中脳にみられ, 原発巣と考えられる視床には大小の嚢胞形成が認められた。組織学的には, 腫瘍細胞は明瞭な核小体をもつ大型の明るい円形ないし卵円形の核を有し, PASに淡染する豊富な細胞質を有していた。電顕的には細胞質内には脂胞筒を含む発達した細胞内小器官を有しグリア細線維が主に細胞突起に多量に認められた。以上の所見から, この腫瘍は星膠細胞腫と診断された。
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