日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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コレステロールおよびビタミンD2を負荷した高血圧自然発症ラット (SHR) の大動脈弓の電顕所見
土井 邦雄, 伊勢川 直久, 八十島 昭, 光岡 知足
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1984 年 46 巻 4 号 p. 559-564

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抄録
高コレステロール食およびビタミンD2を負荷した SHR (剖検時24週齢) の大動脈弓を電顕的に検索した。対照SHRでは内・中膜の肥厚が観察され, 持続性高血圧に対応した変化と考えられた。肥厚した内膜の浅部は主として密な基底膜様物質からなり, 深部はいわゆる活性型平滑筋細胞を囲む豊富な弾性線維からなっていた。また, 中膜の肥厚は, 活性型平滑筋細胞周囲の間質結合織線維の増生によるものであった。一方, 高コレステロール食およびビタミンD2負荷SHRでは, 肥厚内膜はほぼ全域にわたって多量の弾性線維と静止型平滑筋細胞によって占められ, 対照SHRのそれと比べて, より成熟した "fibromuscular thickening" の像を呈した。中膜では石灰沈着を伴う平滑筋細胞の壊死・崩壊が目立ち, こうした病巣の周囲の膠原線維束および弾性線維束は膨潤し, 脂質, 石灰および細胞崩壊産物の沈着を伴っていた。
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