日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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幼若ニホンウズラにおけるC. jejuniの腸管定着性 (短報)
丸山 総一勝部 泰次
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1988 年 50 巻 2 号 p. 569-572

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抄録

3週齢のSPFニホンウズラに下痢症患者由来C. jejuniを108CFU経口投与したところ,多くは軟便,下痢便を呈した. 糞便中には投与翌日より排菌が見られ,菌量は103~107CFU/gであった. 腸管定着菌量は103~109CFU/gで,特に盲腸の菌量が高く,肝蔵・肺・脾臓の各臓器からも菌が検出された.

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