抄録
Isospora felis, Toxoplasma gondiiを経口接種したネコにおけるoocystの排泄, ならびに間接蛍光抗体法による血清中の抗I. felis・IgGおよびT.gondii・IgG抗体価を経日的に検索した. Oocystの排泄は接種後7~21日目まで観察し, 二峰性を示した. 抗I. felis抗体価は接種後7日目から出現し, 一過性に上昇後, 漸減した. 抗T,gondii抗体は抗I. felis抗体価の上昇に随伴して出現し, T.gondii接種後, 高値を持続した. Im-munoblotting法による解析では, I. felisとT.gondiiの両抗原のうち, 45, 58, 62 kDaの抗原に抗原交差性が認められた.