可視化情報学会誌
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感圧塗料開発の最前線
江上 泰広
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2022 年 42 巻 165 号 p. 13-16

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抄録

 感圧塗料(Pressure-Sensitive Paint,PSP)は,これまで様々な条件や用途の計測に用いられてきた.1980年代の比較的圧力変化の大きな遷音速~超音速域における定常計測からはじまり,非定常計測,低速流れなどの微小な圧力変動の計測,高クヌッセン数流れや火星風洞などの低圧領域への適用,低温・低酸素分圧の低温風洞計測などへの適用などが行われてきている.それぞれの実験条件に適したPSPを作成するには,感圧色素やバインダ,粒子の特性を考慮する必要となる.

 本論では,基本となる遷音速域における定常計測用PSP,低温・低酸素環境である低温風洞に適したPSP,及び非定常計測に適した高速応答PSP(PC-PSP)に必要とされる色素やポリマ,微粒子の特性や,これらの特性を有するPSPを開発するときの要点についても述べる.

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© 2022 社団法人 可視化情報学会
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