可視化情報学会誌
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特集記事
  • 長谷川 恭子
    2019 年 39 巻 152 号 p. 2
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス
  • 大野 暢亮
    2019 年 39 巻 152 号 p. 3-7
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

    没入型のバーチャルリアリティ装置であるCAVE装置で大規模なデータの可視化を実現した.興味領域の抽出と自動詳細度設定機能をVFIVEと呼ばれるCAVE装置用の対話的可視化ソフトウェアに実装した.興味領域の選択は,CAVE装置の中で対話的かつ直感的に行うことができる.この自動詳細度設定機能は,等値面表示などのスカラーデータの可視化手法では,興味領域の大きさにかかわらず常に一定の解像度のデータをもとに可視化を行うことを可能にする.流線表示などのベクトルデータの可視化手法では,興味領域の大きさに応じて流線の解像度を調節する.本機能を用いて大規模なデータを実際に可視化することで,大規模データの対話的な可視化が可能なことを確認した.

  • 田川 和義
    2019 年 39 巻 152 号 p. 8-11
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

     仮想柔軟物の実時間変形シミュレーションの研究は,コンピュータグラフィックスやバーチャルリアリティ(VR)の分野にて精力的に行われている.特に,仮想柔軟物に触れた際の触感を生成・提示するためには,高い頻度で変形計算を行う必要があり,多くの高速化の研究がなされてきた.

     筆者らも,VR分野において,変形計算の高速化の研究の研究を行ってきた.本稿では,これまで筆者らが開発した,オンラインリメッシュ型変形シミュレーション,マルチレート変形シミュレーション,埋め込み変形シミュレーション,オンラインリメッシュ型回転抽出と変形計算による共回転型変形シミュレーション,インパルス応答変形モデルを掃海する.さらに,これらの変形計算の結果を可視化あるいは可触化するアプリケーション,特に医療分野への応用例についても触れる.

  • 室谷 浩平
    2019 年 39 巻 152 号 p. 12-18
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

     単純な流体解析を解くためには,粒子法を用いるのは計算精度の面で不向きであるが,境界面が複雑に変形し合うような解析や,多くの接触判定が必要となる解析では,粒子法は大きな力を発揮する.本稿では,前者の解析として,水滴が載っているレールの上を車輪が転がる解析を紹介し,後者の解析として,鉄道車両が走行時に舞い上げる雪が台車へ着雪する解析を紹介する.

     本稿で紹介する可視化例は,POV-Rayによるフォトリアリスティックな可視化例と,3Dプリンターによる縮小模型の作成例である.粒子法による解析結果に対して,これらの可視化を行おうとすると,三角形ポリゴンで構成された等値面が必要となる.ParaViewを用いれば,簡単に等値面を生成することができるだけでなく,レイトレーシングによる可視化できる.可視化は,解析結果の解釈を助けるだけでなく,アウトリーチ活動にも効果的であるため,多くの可視化技術の普及が期待されている.

  • 長谷川 恭子, 眞川 凌司, 田中 覚
    2019 年 39 巻 152 号 p. 19-24
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

    自然科学分野で多用されている大規模ポリゴンモデルについて,その複雑な3次元構造を理解するため,中身が透視して見える半透明可視化は重要である.本研究では,大規模ポリゴンモデルの構造理解の支援ができるような半透明可視化手法を提案する.本研究では,確率的ポイントレンダリングを用いて半透明可視化を実現することで,ポリゴンだけでなくそのエッジを半透明に可視化することが可能となる.本研究では,大規模ポリゴンモデルとして高エネルギー素粒子物理学のためのシミュレータGeant4で生成された高エネルギー素粒子検出器の3次元ポリゴンモデルにこの手法を適用し,その効果を実証した.本可視化手法を適用した結果,奥行き感や立体感を出しつつ,精細な部分まで正確に輪郭を強調して半透明可視化することができ,内部構造も輪郭と共に透視して視認することが可能となった.

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