2023 年 43 巻 166 号 p. 19-22
CGを活用した可視化表現においてハードウェアの進化,ソフトウェアの進化の影響のみならず,コロナ禍によって否が応でも様々な環境が変化していった.その中でも最近特に進化や変化が激しいのは,ディスプレイの進化,リアルタイムグラフィックスの進化,大量データの取り扱いに関する進化,映像制作の手順に関する進化などである.これらの進化により映像制作や,そこで作りあげられる可視化映像の品質,解像度,表現方法,そして制作のワークフローそのものが変化しつつあるのが現状だ.CG機材の充実,ツールなどの価格の低下,クラウドコンピューティングの浸透なども制作環境に良い影響を与えている.本資料は、2022年におけるCG業界の最近の動向をまとめたものである。