2025 年 45 巻 174 号 p. 22-25
本稿では,古くから研究がなされてきたフリップフロップジェットノズルの純流体素子部分をマイクロアクチュエータである小型スピーカに置換した能動的フルイディックノズルを用いた噴流の偏向および伝熱特性の同時制御例について紹介した.主に,対向設置されたサブスロットのアクチュエータの振動位相差を利用した噴流の偏向角度と偏向された噴流の伝熱特性の同時制御の可能性について議論した.具体的には,噴流の偏向角度に及ぼすサブスロットのアクチュエータ間の位相差や振動数の影響について,二次元の粒子画像流速測定法による流れの可視化結果を基に解説した.さらに,衝突偏向噴流の伝熱特性について,赤外線カメラを用いた可視化実験を行い,その結果についても示した.