西日本畜産学会報
Online ISSN : 1884-6394
Print ISSN : 0914-3459
ISSN-L : 0914-3459
F1雌牛の一産取り肥育開始時期と肥育成績
松本 信助山形 雅宏崎田 昭三
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 38 巻 p. 39-42

詳細
抄録

F1雌牛を一産取り肥育する場合に分娩後の肥育開始時期のちがいがその後の肥育成績に及ぼす影響を調べる目的で試験を行った。試験にはF1雌牛12頭を用い, 分娩直後に離乳させて肥育するA区 (n=6) と分娩3ケ月後に離乳させて肥育するB区 (n=6) の2区を設け26週間肥育した。その結果肥育期間中の1日当たり増体量と飼料要求率はB区が優れており (P<0.001) , 枝肉成績もB区が良好であった。このためF1雌牛を一産取り肥育する場合は, 3ケ月程度子牛を自然哺育した後に本格的な肥育を行う方式が適していると思われた。

著者関連情報
© 日本暖地畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top