抵抗スポット溶接におけるナゲット形成に及ぼす諸因子の影響

抄録

スポット溶接において健全な溶接継手を得るためには、電流、加圧力、通電時間、電極形状などの施工パラメータの設定が重要であり、従来は総当り的な試験を実施することにより適正条件範囲が定められてきた。一般に試験には多大な時間とコストを要する。この問題を解決するための手段として有限要素法によるシミュレーションが有り、著者らは有限要素法を用いてナゲット形成に及ぼす諸因子の影響について検討を行った。