アークスポット溶接による中高炭素鋼ハット部材の衝撃吸収特性向上

抄録

1200MPa級のS45Cを用い、スポット溶接またはアークスポット溶接によって片ハット型部材を作製した。これら部材に対して動的な三点曲げ試験を行い、衝撃吸収特性を比較した。その結果、スポット溶接部材では三点曲げ試験時に溶接部の破断が発生したが、アークスポット溶接部材では溶接部の破断が抑制され、高い衝撃吸収能を示すことが明らかとなった。