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大畑 充, 田垣 文乃, 高橋 準也, 南 二三吉, 貞末 照輝, 伊木 聡, 池田 倫生
セッションID: 101
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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高強度鋼スポット溶接部のナゲット部の破壊靭性を評価するため,微小試験片を用いた破壊靭性試験を行った。試験片が微小であることによる塑性拘束緩和効果や寸法効果を考慮して別途提案した靭性評価法を適用することで,微笑領域であるナゲット部の破壊靭性を提示することができた。
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矢野 貴大, 夏目 糧平, 生島 一樹, 柴原 正和, 大畑 充
セッションID: 102
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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本研究では溶接継手の強度評価手法を確立するために、著者らが提案している理想化陽解法を用いた連続体損傷力学モデルに基づく解析手法の高度化を行った。構築した解析手法を基礎的な溶接継手の破断強度の予測に対して適用し、材料の硬さや残留応力などの諸因子が継手の破断様式に及ぼす影響について検討した。
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山本 祐輝, 伊與田 宗慶, 望月 正人
セッションID: 103
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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これまでに,鋼板間にチタン箔をインサートした抵抗スポット溶接継手の接合強度特性について検討し,チタン添加量により接合強度特性が変化することが明らかとなった.そこで本検討では,チタン添加量によって変化する接合強度特性について,十字引張試験時の破断形態とき裂進展から考察を行った.
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北村 貴典, 秋山 哲也, 佐藤 史和
セッションID: 104
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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著者らはナゲット端部にレーザ加熱で硬化領域を設けることで,抵抗スポット溶接継手の静的強度向上に成功した.しかし,実環境を想定すると疲労荷重下での溶接継手の強度評価を行う必要がある.そこで,レーザ加熱により硬化領域を新成した抵抗スポット溶接継手の疲労強度が向上するかを実験により検討した.
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二保 知也, 池上 恭平, 堀江 知義, 石原 大輔, 松永 賢一, 朱 徳林
セッションID: 105
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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3枚重ね抵抗スポット溶接では,材質や板厚により接合強度を確保し,かつ,スパッタレスな溶接条件設定が難しいケースが多い.本報では,大変形弾塑性接触・電流・熱伝導3連成解析により3枚重ね抵抗スポット溶接特有の3連成現象および溶接条件が接合強度やスパッタにおよぼす影響を検討する.
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澤西 央海, 松田 広志, 池田 倫正
セッションID: 106
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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本報では,適応制御溶接時における表散り発生現象を,鋼板間の接触径とナゲット径の時間変化から明確化することを目的とした.通電初期の目標熱量を低下させた2段適応制御により,ナゲット成長開始前に鋼板間の接触径を拡大することが,溶接打点間隔縮小時の表散り抑制に有効であることが示された.
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三上 欣希, 木崎 丈晴, 川邉 直雄, 松田 広志, 池田 倫正, 望月 正人
セッションID: 107
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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自動車用鋼板の高強度化により,拡散性水素が関与する割れへの感受性が高まることが懸念される.その一方で,抵抗スポット溶接部の水素拡散・集積挙動については,十分に明らかにされていないのが現状である.本研究では,抵抗スポット溶接部における水素拡散・集積挙動を数値解析により検討した.
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松谷 亮太, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 108
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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定置式単相交流スポット溶接機を用いて管材-板材の抵抗溶接を行った.溶接中の電流,電圧,電極変位,加圧力変化を実測し,溶接中の温度上昇および変形に伴う溶接部電気抵抗変化を検討した.板材に比べ管材の温度が上昇しやすく,板材が溶融する前に管材が座屈変形する.その原因について考察した.
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若林 一貴, ヘムタピ パソムポン, 齋藤 滋規, 高橋 邦夫
セッションID: 109
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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抵抗溶接を想定し、接微小な円形接点で接触する二つの円柱型電極への通電時における電極内部の電位・電流密度分布を境界要素法により解析する。接触部端部における表面電荷密度の特異点処理方法を明確に示す。接触半径と円柱径、円柱長さを変化させ、電位・電柱密度分布の形状依存性を明らかにした。
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銭谷 佑, 児玉 真二, 中澤 嘉明
セッションID: 110
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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590MPa級鋼を用いてマッシュシーム溶接における重ね代が入熱量に及ぼす影響を評価した。その結果、重ね代を大きくすることで入熱量が高まる傾向がみられたため、重ね代と溶接部の変形量及び入熱量の相関に関し考察した結果を報告する。
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古迫 誠司, 泰山 正則, 宮崎 康信
セッションID: 111
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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590MPa級鋼および四角型の溶接ナットを用い、様々な溶接条件においてプロジェクション溶接を実施した。継手に押し込み試験を実施した結果、その強度に溶接時の加圧力、電流および通電時間が影響することが判った。また継手強度は酸化物の少ない、健全な接合部の面積と相関があることも明らかにした。
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若林 千智, 宮崎 康信, 泰山 正則, 渡辺 史徳
セッションID: 112
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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スポット溶接の継手強度評価として、剥離モードの継手強度として十字引張強さが広く知られている。この評価方法によって継手強度が影響を受ける場合がある。それについて報告を行う。
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松井 翔, 古迫 誠司, 宮崎 康信
セッションID: 113
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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590MPa級冷延鋼板を用い、鋼板間の隙間を0,1,2mmとして抵抗スポット溶接し、溶接部形成への影響を評価した。その結果、電流値が小さい場合、隙間の増加に伴い、ナゲット径が小さくなったが、電流値が大きい場合、隙間はナゲット径に影響しなかった。また、いずれの電流値においても板隙の増加に伴い、ナゲットの厚さは減少した。
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佐々木 康輔, 松田 朋己, 佐野 智一, 廣瀬 明夫, 小原 豪, 小原 隆, 岡田 直忠, 森 三樹
セッションID: 114
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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レーザメタルデポジション法でバルク密度の99.31%のSUS316Lの積層造形物を作製した.オーステナイト中にδフェライトが析出していることが確認された.三方向に対して微小引張試験を行った結果,レーザの走査方向では引張強度が660 MPaであり,他の二方向より高い値であった.
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櫻庭 洋平, 鈴木 逸人, 安田 星季, 戸羽 篤也, 高澤 幸治
セッションID: 115
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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ワイヤを供給するレーザクラッディングでは,レーザとワイヤの相対的な位置関係で加工品質が大きく変化する.レーザの走査方向に対し数方向からワイヤを供給し,ビード形状や溶込状態,内部欠陥の発生状態などを比較して,ワイヤ供給姿勢ごとに安定したビード品質を得るための要点を検討した.
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ゼーベック効果による溶融池の温度モニタリング
佐藤 宏司, 瀬渡 直樹
セッションID: 116
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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本研究では、3種類あるワイヤ供給タイプの中から、光学レーザを熱源とし電気的に中立なレーザ積層方式に注目し、積層加工中の溶融池の温度をフィラーワイヤと母材との間にゼーベック効果により生じる起電力を利用し、ワイヤの供給状況や溶融温度をリアルタイムにモニタリングするシステムを提案する。
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林 良彦, 山崎 裕之, 阿部 信行, 塚本 雅裕, 谷川 大地, 安積 一幸, 米山 三樹男
セッションID: 117
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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前回粉末供給量がレーザクラッディング皮膜の溶け込みに影響することを報告している。今回未溶解タングステンカーバイドを含む機能性皮膜においても同様の影響があるか否か調査を行った。
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田村 賢一, 菅野 昌樹
セッションID: 118
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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TiO2は紫外線を吸収して有機物を分解する光触媒が有るのでエコロジーな水処理に有望である.本研究では,接着剤にTiO2粉末を混合してタイル表面にスプレー塗布後,500°Cで焼成して水処理用光触媒プレートを製作した. 本報では種々の皮膜製作条件によるTiO2被膜の接着強度と水処理性能について述べる.
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沓名 宗春, 尾崎 仁志
セッションID: 119
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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異種金属継手である低炭素鋼SPCC材とアルミニウム合金の薄板継手を3kWシングルモードファイバーレーザを用いて、レーザロール溶接いたときの、板厚、フラックスの有り/無し, 走行速度などの溶接施工条件を変化したときの、継手性能について調査した結果を示す。
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大田 耕平, 門 格史, 羽原 雄太, 真鍋 幸男, 池田 弘昭
セッションID: 120
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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透明樹脂同士のレーザ溶着に関するニーズが増大しているが,従来の近赤外レーザ等では施工が難しい課題があった。本研究ではTmレーザ(2μm域波長)の適度な吸収特性を利用することにより,重ね継手の表面を溶融させず接合する高品質なレーザ溶着技術について報告する。
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瀬渡 直樹, 長谷 泰治, 上瀧 洋明
セッションID: 121
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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鉄は安価で強度があり、チタンは軽量で化学的性質が良い特性を持つため、これらの材料を溶接する需要は高い。しかし、鉄とチタンの溶接は困難で、金属間化合物の生成によって容易に破断する。本研究では、クロムをインサート材として鉄とチタンの溶接を試み、溶接可能な条件範囲を調査した。
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水谷 正海, 片山 聖二, 川人 洋介
セッションID: 122
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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レーザ溶接時、高パワーのプローブレーザを水平に試料上部空間に照射し、その散乱光を撮影した結果、加工用レーザ光軸中では、散乱が観察されなかった。プローブレーザ出力を変化させて、プルームを含む試料上部空間におけるレーザ吸収を測定したところ、高出力になるほど吸収されなかった。
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中西 基, 川人 洋介, 上村 洋輔, 中田 光紀
セッションID: 123
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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高輝度・高出力レーザを用いてステンレス鋼材料に同一溶接条件で貫通溶接と非貫通溶接を行い,三次元X線透視観察によって溶融池内の湯流れを可視化した.本研究では,貫通溶接と非貫通溶接の湯流れ速度と方向を比較し,それらの流れを生み出す要因の違いについて報告する.
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住森 大地, 出口 貴大, 野村 涼, 亀井 直光, 片山 聖二, 水谷 正海, 川人 洋介
セッションID: 124
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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レーザ溶接中のキーホール深さをモニターすることは,溶接品質保証として重要である.しかし,X線透視装置を生産工程に導入するのは困難である.そこで,キーホール開口上部から計測用レーザビームを直接入射することで高精度にキーホール深さ測定可能な装置を導入し,その有効性を検討した.
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宮城 雅徳, 川人 洋介, 片山 聖二, 川上 博士, 菖蒲 敬久
セッションID: 125
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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X線位相コントラスト法を用いてアルミ合金のレーザ溶接時の現象観察を行った結果、従来は不明瞭であったキーホール形状および固液界面が明瞭に観察できることを確認した。また溶接速度、ファンの有無によって、キーホール・溶融池挙動が変化し、溶接部の品質に影響を及ぼすことを確認した。
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徳永 仁寿, 爲實 巧, 宮崎 康信
セッションID: 126
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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円形集光と矩形集光を用いたレーザ溶接現象をキーホール側面から観察し、スパッタ発生現象の差を調査した。その結果、円形集光では低速条件でキーホール底部から発生したが、高速条件では溶融池表面付近の溶融池が吹き飛ばされて発生した。一方、矩形集光ではキーホール形状が安定しており、スパッタの発生はほとんど見られなかった。
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野中 雄太
セッションID: 127
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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レーザ溶接時に発生する湯流れは反跳圧、せん断力、キーホール前壁から溶融した金属の湧き出しなど様々な要因が考えられる。本研究では粒子法を用いて反跳圧の影響に着目し、反跳圧を考慮した数値計算の結果と実際の現象を比較することで反跳圧が湯流れに与える影響について考察した。
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阿部 洋平, 山崎 洋輔, 日置 幸男, 中谷 光良
セッションID: 128
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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二相ステンレス鋼は優れた耐食性と強度を備えるが,炭素鋼と比べ熱伝導率が低いため,アーク溶接による板継ぎ溶接では変形が大きくなり,矯正作業に多くの時間がかかる.溶接変形を低減し,画像処理による開先倣いを自動で行うレーザ積層溶接システムを開発した.
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菊池 庄太
セッションID: 129
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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薄鋼板狭フランジ部へのレーザ溶接時に溶接凝固割れの発生が懸念され、その割れ発生防止対策の1つとして溶接部近傍への補助加熱が考えられる。SUS310S板厚1mm材を対象にレーザ溶接試験を行い、補助加熱の割れ防止効果を検証した結果、割れが防止・抑制された。
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渡辺 康介, 西岡 祐人, 松本 直幸, 村上 優, 松坂 文夫
セッションID: 130
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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弊社では、高速ガス流によるベンチュリ効果を応用した保護ガラス汚損のない局所減圧レーザ溶接法を提案し、各種検討を行なっている。減圧環境をつくりだすエジェクタユニットの改良を重ねた結果、到達圧力0.02気圧、ポロシティが少ない溶接継手を再現性よく得られることを確認したので報告する。
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前田 利光, 鳥越 功, 沓名 宗春
セッションID: 131
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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レーザ溶接では、狙い裕度±0.15mm以内というのは極めて困難であり、ティーチングポイントから溶接線が外れてしまうことがある。よって、溶接線をリアルタイムで追従することが必須となる。本報告では3kWのレーザ出力のときのシームトラッキングシステムについて実験をした結果を報告する。
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氷見 太, 川人 洋介, 西本 浩司, 川上 博, 井上 裕滋
セッションID: 132
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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レーザ加熱による固相接合に関する研究。一定以上の面粗さを持つ炭素鋼を突合せてレーザ加熱をすると、ビードレスで部材が接合される現象について報告する。
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横田 哲士, 氷見 太, 川人 洋介, ウィルソン ディノ, 西本 浩司, 川上 博士
セッションID: 133
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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水素はクリーンエネルギーとして注目されている.水中レーザ溶接において,気体の発生が確認された.その気体をガスクロマトグラフィーとラマン分光によって成分分析した結果,水素発生が確認された.本研究では,水中レーザ溶接時の水素生成について報告する.
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川嶋 光将, 佐野 智一, 廣瀬 明夫, 堤 成一郎, 政木 清孝, 堀 久司
セッションID: 134
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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アルミニウム合金7075の摩擦攪拌接合継手へ大気中でフェムト秒レーザを照射した結果,継手表面の硬さが増加し,表層に圧縮残留応力が付与された.これにより,プラズマ閉じ込め媒質を用いないフェムト秒レーザピーニングによる,アルミニウム合金7075の摩擦攪拌接合継手の疲労特性向上が示唆された.
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詠村 嵩之, 松田 朋己, 佐野 智一, 廣瀬 明夫, 堤 成一郎, 菖蒲 敬久, 城 鮎美, 荒河 一渡, 政木 清孝, 佐野 雄二
セッションID: 135
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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プラズマ閉じ込め媒質および犠牲層を用いない大気中でのフェムト秒レーザピーニング処理によって、2024アルミニウム合金の疲労特性の向上が確認された。表層約5umの領域で大きな塑性変形と硬化が確認され、これらが表層でのき裂の発生を抑制し疲労特性が向上したと考えられた。
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唐 明忠, 山口 富子, 西尾 一政
セッションID: 136
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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窒化処理法としては、塩浴窒化やガス窒化などがあるが、これらの処理方法は、特定部位のみを選択的に処理できない。そこで、本研究では、機械構造用炭素鋼の表面性能向上を目的として、処理時間が短く、局所的に、表面性能を改善できるYAGレーザ照射による鋼表面に窒化物改質層の形成法について検討した。
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松月 直紀, 川上 博士, 尾崎 仁志, 鈴木 実平
セッションID: 137
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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試験片表面に炭素粉末を塗布し、その表面にCO2レーザを照射することで低炭素鋼の溶融部の炭素含有量を増加させ、硬さの増加が確認されている。しかし現時点では同実験条件において中炭素鋼に対しての効果は認められていない。本研究は本手法による各炭素鋼への影響を溶融部内の炭素含有量と硬さによって明らかにすることを目的とする。
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吉田 涼平, 氷見 太, 川人 洋介, 中島 悠也, 塩川 国夫
セッションID: 138
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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プロジェクションマッピング等に搭載されるLD素子は大出力化が進み,100W級のものが市販されるようになった.この素子を用いてレーザ加工領域に適用すべく青色レーザを当研究室で独自開発した.本講演ではステンレス,銅,アルミニウム等の材料への吸収特性と鉄鋼材料へのレーザ焼入特性の可能性を報告する.
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山本 研治, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 139
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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従来のレーザ切断においては溶融金属の排出挙動などの排出過程は切断品質に影響をおよぼすことが知られているが,本切断方法ではその排出の観察は困難であった.そこで,本研究では観察用治具を作製して排出過程を観察することで,本切断方法においても切断条件と排出過程との関係について検討した.
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谷廣 駿典, 羽田 亮平, 中川 翔太, 秋山 哲也, 北村 貴典
セッションID: 140
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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レーザ加熱でねじれ曲面を成形する際,表裏面で直交する加熱により成形できるが,従来法では直交する2つの曲率に差が生じ,ねじれ曲面から逸脱した形状となる.理由として必要な面内ひずみの不足が考えられるため,面内ひずみを補うことの出来る部分加熱により改善できるか否か検討した.
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福村 佳孝, 岸 大祐, 清水 忠, 秋山 哲也, 北村 貴典
セッションID: 141
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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レーザフォーミングにより縦収縮を利用した椀形成形や鞍形成形を行う場合,加熱順序を考慮することで成形可能であるが,過去の研究では加熱順序が成形後の曲面の曲率に与える影響が調べられていない.そこで本研究では異なる加熱順序が曲率にどのような影響を与えるかを調査しその要因の解明を行った.
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後藤 崇志, 松本 剛, 青木 拓朗, 永田 康弘, 松浦 大輔
セッションID: 142
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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自動車の軽量化・低コスト化を期待してバスバーに従来の銅の代替品としてアルミ合金の適用が検討されている。本報告ではボルト締結が使用される傾向にあるバスバーにおいて、レーザ溶接および摩擦撹拌接合を活用したアルミ合金継手およびアルミ合金―銅材の異種材料継手の電気抵抗測定結果を報告する。
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ホットワイヤMAG溶接法を用いた高張力厚鋼板高能率・高品質溶接技術の開発(第2報)
山本 元道, 篠崎 賢二, 福島 直樹, 中嶋 徹, 山本 光, 高木 真登
セッションID: 201
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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本研究では,ホットワイヤ法とMAG溶接法とを組み合わせた高張力鋼板高能率溶接技術を提案・検討している.本報告では,V開先継手を用い,ホットワイヤMAG溶接適用による高能率化,低入熱化の検討を行った結果について報告する.
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ホットワイヤMAG溶接法を用いた高張力厚鋼板高能率・高品質溶接技術の開発(第3報)
福島 直樹, 高木 真登, 中嶋 徹, 山本 光, 山本 元道, 篠崎 賢二, 門井 浩太
セッションID: 202
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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本研究では,ホットワイヤ法とMAG溶接法とを組み合わせた高張力鋼板高能率溶接技術を提案・検討している.本報告では,ホットワイヤMAG溶接法を用いたレ形開先多層盛施工を検討した.その結果,MAG溶接単体に対する溶接速度の向上に加え,パス数低減に伴う大幅な高能率化の目処を得た.同時に,ホットワイヤ供給による継手品質の確認と省エネルギー効果が得られる見通しを得た.
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伊藤 充哉, 久保 祐介, 金子 裕良
セッションID: 203
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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高品質なGMA溶接ではアーク長制御が重要であり、そのため周期的な溶滴移行が望まれる。本研究では溶滴移行に対して影響力の大きい電磁ピンチ力に着目し、外部磁場によって電磁ピンチ力を制御する手法を提案する。外部磁場の印加方法を検討し、MAG溶接において本手法の有効性を確認した。
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迎井 直樹, 丸山 徳治, 鈴木 励一
セッションID: 204
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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特殊トーチを用いた低水素プロセスは、溶接中ワイヤ周囲ガスを吸引することで溶接金属の拡散性水素量を低減するプロセスであるが、これまでメカニズムの仮説については提唱されていたが、実際の吸引挙動の確認は行われていなかった。今回、分析と計算による検討からメカニズムの証明を行った。
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上月 渉平, 早川 直哉, 池田 倫正, 大井 健次
セッションID: 205
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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厚鋼板の立向き上進溶接を対象として、REM添加ワイヤを用いた正極性炭酸ガスシールドアーク溶接技術を活用した狭開先溶接技術を開発した。
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白井 秀彰, 早河 毅, 望月 正人
セッションID: 206
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
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アーク溶接法は、今やあらゆる製造分野で適用されている技術である。しかしながら低エネルギ密度のために使用領域が限られている。そこでアーク溶接の高エネルギ密度化に取り組んでおり、エネルギ密度向上効果を見出した。今回、実用化するうえで重要な電極寿命についての検討を実施したので成果を報告する。
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水谷 正海, 片山 聖二
セッションID: 207
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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LA-TIG溶接において、Heをシールドガスに用いた結果、従来のArの場合と比して深い溶込みが得られた。両面からのI型突合わせ溶接により、25 mmtのSUS304ステンレス鋼板が溶接可能であった。
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第 3 報:エンジン筒内噴霧解析の応用によるスラグ生成メカニズム解明
斉藤 直子, 深堀 貢, 田中 正顕, 北原 陽一郎, 目良 貢, 宮田 実, 鈴木 励一
セッションID: 208
発行日: 2016年
公開日: 2016/12/23
会議録・要旨集
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MAG溶接部のスラグの生成に関係するシールドガスの流れは、可視化困難であり解析事例も見られない。MAG溶接と同様に高温物質の噴射を扱うエンジン熱流体プログラムのシールドガス流れ解析への適用を検討し、解析による流れの可視化とスラグの生成メカニズム解明の可能性を見出した。
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