溶接学会全国大会講演概要
2020年度秋季全国大会
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粒子法シミュレーションを用いたエレクトロスラグ溶接における溶込み形成メカニズムの解明
*上野 亮茂田 正哉田中 学戸田 亮齋藤 康之山崎 圭
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p. 280-281

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抄録
本研究では,粒子法の一種であるSPH法を用いてエレクトロスラグ溶接をシミュレートし,スラグ浴の対流によって深い溶込みが得られることを明らかにした.ジュール加熱によって高温となったワイヤ直下のスラグ成分は,対流により母材近傍へ輸送される.また母材はスラグ浴からの熱伝導によって溶融し,溶込みが形成される.母材表面はスラグ浴の対流により高温に加熱され続けるため,溶込み形成が促進されることが明らかになった
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© 2020 社団法人 溶接学会
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