抄録
東海地方のカワウPhalacrocorax carboの餌組成に基づき,カワウの餌である魚類とエビ類の栄養組成とエネルギー価を測定した。2005年から2012年の間に,カワウの19の餌種を,コロニーで吐き戻しを拾ったり,コロニー付近の海や川で釣りをしたり,魚屋から購入したりすることで集めた。粗脂肪はアメリカザリガニProcambarus clarkiiの0.6%からマアナゴConger myriasterの38.2%,エネルギー価はアメリカザリガニの12.43 kJ/gからマアナゴの27.79 kJ/gと,餌種間の差が大きかった。