山階鳥類学雑誌
Online ISSN : 1882-0999
Print ISSN : 1348-5032
ISSN-L : 1348-5032
短報
海岸クロマツ林における繁殖期のアオジの植生構造に関連した生息場所選択
出口 翔大 千葉 晃中田 誠
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 46 巻 2 号 p. 101-107

詳細
抄録

本州では一般に標高700 m~1,600 mの開けた山林や林縁で繁殖するといわれているアオジEmberiza spodocephalaが,新潟県では近年,平野部の海岸クロマツPinus thunbergii林において繁殖事例が認められるようになった。アオジはやぶを好み,地上から低木層に営巣することが知られている。本研究では新潟市の海岸クロマツ林において,人為的な管理を受けて低木層が貧弱な区画と広葉樹が侵入し低木層が密な区画との間で繁殖期のアオジの生息密度を比較した。その結果,アオジは後者に高密度に生息していることが明らかとなった。

著者関連情報
© 2015 公益財団法人 山階鳥類研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top