土木構造・材料論文集
Online ISSN : 2759-176X
Print ISSN : 2185-4157
論文・報告
鉄筋間隔が異なるRC構造を対象としたひび割れ進展挙動と危険度評価に関する解析的研究
近藤 錬真宗本 理 鈴木 森晶
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2023 年 39 巻 p. 113-121

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抄録
沿岸部や山間部におけるRC構造では,塩害による鉄筋腐食の影響を定量的に評価し構造物の余寿命や安全性を適切かつ合理的に評価することは非常に重要である.十分な耐荷性能を有しているRC構造物でもかぶりコンクリートの剥離・剥落する可能性があり,その危険度を定量的に評価可能な手法はいまだに確立されていない.そこで本研究では,かぶりコンクリートのひび割れ進展挙動に対する鉄筋間隔の影響について,材料特性モデルの観点からFEAの妥当性および適用限界について検討する.さらに,その手法を用いたかぶりコンクリート部分の付着強度評価から,コンクリートの内部ひび割れと剥離・剥落危険度の関連性を明らかにする.
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© 2023 (一社)九州橋梁・構造工学研究会
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